レポート

2017.03.03 Game Developers Conference 2017

■はじめに

皆さん、こんにちは。

アクセスゲームズのプランナー、Y.Wです。

今年もこの時期がやってまいりました...!
そう!Game Developers Conference(以下GDC)です!

GDCとは、世界各国からゲーム開発者が集まり、講演やディスカッションを行う一大イベント!
ゲームの最新技術や表現、考え方を学ぶとても貴重な機会なのです。
我々アクセスゲームズも毎年社内でメンバーを募り、視察を行っています!

今年の会期は2/27~3/3の5日間。
今回は3/1~3/3の後半3日間のメインカンファレンス視察です。
本当は期間前半に開催されるのVRに特化したセッションを集めたVRDCも視察したかったのですが、日程的な都合で断念。
来年のメンバーに託すことにして...

それでは、GDC2017視察レポートをお届けします!

■サンフランシスコ到着!

日本を飛び立ち10時間、サンフランシスコに到着~!!!
夕方に出発したはずなのに、現地はまだ同日の午前中。
なんか時間を得した気分です。

gdc2017_0403_01.jpg gdc2017_0403_02.jpg

空港を出て、とりあえず記念撮影!
これからベイエリア高速鉄道(BART)に乗って、サンフランシスコ市街地に向かいます。
BARTの券売機のシステムは、日本の鉄道のものとは少し違いますが、事前に予習していたおかげで、特に問題も無くチケットを入手!

gdc2017_0403_03.png

市街地に降り立った我々の前に現れたのは急こう配の坂道!
流石は坂の街サンフランシスコ!とにかく! 坂が!! キツイ!!!
次の機会があれば坂を上らなくても良いホテルにしようと誓ったのでした・・・

■セッション会場の様子

gdc2017_0403_04.jpg

ホテルに荷物を預けた後、早速GDCの会場であるモスコーニセンターへ。
手早く受付を済ませて、パスをゲット!まだ見ぬゲームやセッションに期待が高まります!

gdc2017_0403_05.jpg gdc2017_0403_06.jpg

それではカンファレンスの様子を見ていきましょう。
世界中のゲーム開発者が一同に会する会場の様子をご覧ください。

gdc2017_0403_07.jpg gdc2017_0403_08.jpg

1つの講義が終わるたびに開発者が大移動。
そして人気のセッションには長蛇の列が!
うぅっ、ちょっと遅かったか? 立ち見にならないか心配だ、、、(カメラ位置に並んでいる)

gdc2017_0403_09.jpg gdc2017_0403_10.jpg

gdc2017_0403_11.jpg gdc2017_0403_12.jpg

次にセッションの様子。今年はビジュアルアート、ゲームデザイン、アニメーションの各部署から1名ずつの参加です。
関係するセッションを中心に受講しました。

モデリング制作やアニメーション制作におけるパイプライン
アートやゲームデザインのコンセプト、考え方
求めるクオリティを実現するための細かい制作テクニック
などなど、実に有意義なセッションを生で見られる良い機会です。
複数のセッションが同時開催されるので全てをカバーできないのが残念ですが、後々ネット上からビデオで見られるサービス(有料)もあるのでそちらも利用していきます。

■Independent Games Festival & Game Developers Choice Awards

gdc2017_0403_13.jpg gdc2017_0403_14.jpg

次はGDCアワードのご紹介。
GDCアワードとはゲーム開発者の投票により年間の優秀タイトルを表彰する、ゲーム業界のアカデミー賞に相当するイベントです。
毎年、司会の軽妙なトークと凝った演出、パロディ映像など交えながら発表が行なわれ大いなる盛り上がりを見せます。

gdc2017_0403_15.jpg

今年のノミネート作品は上記の通り。

gdc2017_0403_16.jpg gdc2017_0403_17.jpg

GOTYは『OVERWATCH』が獲得! Best Desginとの2冠です。
AAAタイトルの他にも『FIREWATCH』や『INSIDE』といったタイトルも各賞を受賞。
インディータイトルが熱いのも海外市場の特徴でしょう。

■GDCエキスポ、その他展示コーナー

セッションの他にも毎年お馴染みのEXPOなどの展示コーナーも盛りだくさんです!

gdc2017_0403_18.jpg gdc2017_0403_19.jpg

やはりVR関係の出展が数多くあり、皆さんこぞって試遊!我々は時間の関係であまり遊べませんでしたが...
専用コントローラーなどデバイス面でも面白いものが一杯ありますねぇ。

gdc2017_0403_20.jpg gdc2017_0403_21.jpg

背中に専用のPCを背負いコードが絡まない状態でプレイできるタイプなどもあり...
AGメンバーも試しに遊んでみました!
めちゃおもろかった!と本人談。

gdc2017_0403_22.jpg gdc2017_0403_23.jpg

AltCtrlGDCのコーナーでは何やら怪しげな装置や動きをしている人たちが...
一味違う新しいデバイスで遊ぶゲームを集めたコーナーのようです。

gdc2017_0403_24.jpg

アナログボードゲームの展示コーナー。
日本では見かけないボードゲームも一杯あったりして・・・。

■市内視察

gdc2017_0403_25.jpg gdc2017_0403_26.png

まずはケーブルカーにてフィッシャーマンズワーフに向かいます
サンフランシスコへ行ったら一度は乗ってみたい!

gdc2017_0403_27.jpg

gdc2017_0403_28.jpg gdc2017_0403_29.jpg

フィッシャーマンズワーーーーーフ!!
去年のものじゃなくてちゃんと今年撮ってきたものですよw
通りのお土産屋さんでアメリカンなものを物色
色々あり過ぎて見切れません

gdc2017_0403_30.jpg gdc2017_0403_31.jpg

埠頭から見えるアルカトラズ島、今年も訪問叶わず・・・
いつかたどり着けるかな?

たっぷりと魚介を堪能いたしました
食べるのに夢中になって写真を撮るのを忘れるぐらいおいしかったです!

■おまけ

向こうで食した、アメリカーーーンな食事たち
肉パン肉パン肉パン~て感じで、出汁のきいた日本食が恋しくなります

gdc2017_0403_32.png

■最後に...

如何だったでしょうか?
現地の様子、会場の熱が少しでも伝われば幸いです。

私は今回が初めてのGDC視察でしたが、どのセッションも非常に充実した内容で、貴重な経験となりました。
セッションのテーマ自体も、インディーズタイトルに関するものも結構あったりして、そういった部分でも日本との違いを感じました。

セッションで得た知見をアクセスゲームズ全体にフィードバックし、これからのゲーム開発に活かしていきたいと思います。

展示物では、やはりVR関連の展示が非常に多かったことが印象に残りました。
特に、VRのワイヤレス化や新しい入力デバイスについての技術展示が多かったことは、とても興味深かったです。

VRが初めて登場した時、遂に昔夢見た未来が現実になったか!と感じましたが、時代は止まることなく未来へと進み続け、デバイスも更なる進化を遂げています。
我々も時代に取り残される事無く、ゲームの最先端を追い続けられるよう頑張っていきたいです!

最後に写真を一枚。
出張最終日、サンフランシスコ空港にてふと空を見上げると...

gdc2017_0403_33.jpg

きれいな虹がかかっていました。
まるで、我々の前途を祝福しているかのよう!!

以上、GDC2017視察レポートでした!