レポート

2016.09.01 PAX West 2016

皆さん、こんにちは。
アクセスゲームズ プログラマのS.T.です。
私は今年で入社3年目で、入社当時からずっと「とあるお願い」をしてきました。それは、、、
「海外のゲームイベントに行きたい!!」
そして、約2年越しの願いが叶い、PAX West 2016というゲームイベントに参加してきました!!
今回はそんな北米最大級のゲームイベントPAX West及び開催地であるシアトルの視察についてレポートします!!
日本時間 9月1日 10時に関西国際空港を発ち、いざシアトルへ!!
成田空港経由で9時間に及ぶ飛行機の旅を経て、ロサンゼルス時間 9月1日 9時にシアトルタコマ空港へ到着!!
えぇ、私達は日付変更線の影響で、 9月1日を40時間ほど過ごしています笑
私の初めての海外出張、初めての海外イベント参加の珍道中レポート、はじまりはじまり~

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PAX West 2016のバッチ(チケット)

皆さんPAX Westというイベントをご存知でしょうか?
アメリカ合衆国 ワシントン州 シアトルで催される、北米最大のゲームイベントで来場者は10万人に上るとの噂です。
会場はコンベンションセンターと周辺に点在する、ホテルやホールシアターを利用し行われます。
規模は東京ゲームショウの2~3倍位あると思います。

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PAX West 2016 on Guidebookというアプリがあり、そちらに掲載されている地図です。

公式ホームページ
http://west.paxsite.com/

因みにPAXというイベントはPAX Prime(シアトル)、PAX East(ボストン)、PAX South(サンアントニオ)など、合計5つのイベントがあります。
しかし、今年からはPAX Primeが名前を変えてPAX Westという名称に変更されました。
(´-`).。oO(「なんで、EastとPrimeなんだよ、Primeのほうがなんか豪華っぽいじゃん。不公平だ!!」というような声があったとか無かったとか、、、

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PAX West 2016の会場である、コンベンションセンターです。
会場内にいる時はあまり意識しませんでしたが、道路の上のガラス張りのフロアも展示会場です。


そして、いざ会場へ!!
メイン会場はコンベンションセンターの3階4階部分になり、階段状のフロア構成になっています。
なので1階から3階までは一直線に上がる事ができ、エスカレーター周辺はおしくらまんじゅう状でした。
それにしてもアメリカの人はみんなデカい!!
日本で人と話す時はほとんど見上げることが無い私(176cm程度)が、向こうで現地の方と話す時は大体見上げてました笑

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メイン会場入ってすぐ、左右には大手ゲーム会社のブースがドドーンと構えていました。
それにしても、どこもかしこも人でいっぱい、ゲームもいっぱい!!
会場全体から、試遊を行なっている、または、観戦しているユーザーの歓声や悲鳴が聞こえます。

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そして、昨年位から徐々に熱くなってきているVR!!
これはPSVRとPSMoveで使用する、ライフル型ガジェットの試遊ができました。
海外のプレイヤー勢は、シューティングゲーム上級者なのか、お国柄なのか、凄いライフルさばきで敵を撃ちぬいていました!!

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これは凄く試遊したかったのですが、とある理由で断念しました、、、
というのも、このゲームVRの人狼ゲームなんです。
VR空間でみんなそれぞれのキャラクターになりきって、人狼をあぶり出します。
人狼ゲームは話すのがメインのゲームなんです、、、
英語がもう少しましならば、、、ましならば、、、超悔しいです!!

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中でも異彩を放っていたのが、このブース!!!
この舞台のギターやドラムの演奏者、実は、、、、
なんと、このイベントにやってきた一般のゲームユーザーです!!
このゲームはライブを楽しむ音楽ゲームで、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムのパートに分かれて、演奏するゲームなので、このようなライブ形式の試遊となっています。
これは、日本では中々ない試みです!!
歌がうまい人とか居て凄く盛り上がっていました!!
そして、このゲーム、なんと!!家庭用です!!アーケードではなく家庭用なんです!!
有名な楽曲も多く収録されており、洋楽好きな私に突き刺さりました!!
しかし、このゲームの日本版は発売されてないんです、、、
取り寄せるしか無いな!!
といった感じで、まんまとこの宣伝に釣られる私です笑

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最初の写真で少し紹介した、ガラス張りのフロアです。
ここはアナログゲームの展示が主で、最近アナログゲームを遊んでいる私はテンション上がりまくりです笑

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また、ここにはアナログゲームで状況を保存できるテーブルの展示も行なっていました。
日本と違い、仕事から帰ったあと家族でアナログゲームを行なう家庭が多いアメリカならはですね。

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ここはとあるホテルにあるホール前の廊下なのですが、
人気ゲームのパネルセッションへ向けて、廊下いっぱいに行列をなしています。

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会場の様子はこんな感じです。
会場に入って初めに王冠とピンバッチがもらえます。
すると、会場の大勢が王冠とピンバッチを装備します!!
もちろん私も装備しました!!
まず、パネルセッション開始時の最初の発言が、
「このゲームのコスプレしてる人、立って!!」
「ありがとう、みんなクールだね。」
といったように、ユーザーを巻き込んでどんどん盛り上げて行きました。
あと、向こうのパネラーはセッション中に「写真取るよー」と言いながら壇上からカメラを構えます。
パネルの内容としては、「オリジナルには無い新規のキャラクターやボイスやアニメーションの強化を行ない、更に豪華にしたよ!! リリースまでもう少しだから楽しみにしててね。」という様な、主にユーザー(コアなファン)に向けたパネルでした。
最後にQ&Aがあったのですが、会話が早すぎて聞き取れない、、、
僕自身も、込み入った質問はできないので、簡単に日本語対応するかどうか聞いてみました。
すると簡単にYesと帰ってきた後、日本語で「このゲームは好きですか?」と質問されました。
この時、完全に英語を頑張って聴きとるぞっていうスイッチが入っていたので、
一瞬日本語で質問されている事が分からず、ポカンとしてしまいました。
(´-`).。oO(不意打ち過ぎますよ笑
日本のユーザーも大切にして貰えているようで、とても嬉しい出来事でした。

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こちらはインディゲームの展示です。
やはり、真っ先に目が行くのはソファーですよね笑
インディゲームコーナーの展示ではこの様にソファーを置いたブースが多く、驚いた所の1つです。
リラックスできる環境で、知らない人と一緒にゲームを楽しむ事ができる空間が出来上がっていました。
会場外にも様々な展示が行われていました。
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この様に、チケットが無くても会場の外に展示されている物は、観ることができる環境が構築されており、街ぐるみのお祭りという印象を受けました。
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この車は街中を、某黄色い鳥風に「クェッ!クェッ!」と鳴きながら走り回っていて、それを聞いた周りの人は次々と振り返っていました。
(´-`).。oO(写真は白色ですが、黄色いのもちゃんと居ました。

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次はシアトル市街へ。
シアトルと言えばここ、パイク・プレイス・マーケット!!
海に面している市場の様な所です。
あいにくの曇り空ですが、雨のよく降る街シアトルらしさが出ています。
(´-`).。oO(実際、最終日以外ずっと雨か曇だったしな、、、
大量の魚、エビ、カニなどの海鮮類、色とりどりの野菜、果物、花、他にも雑貨屋さんが所狭しと並べられており、人もすごく多かったです。
街にある樹も大きい

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パイク・プレイス・マーケットのすぐ横にある、ガムウォール
その名の通り、この通りは壁じゅうにガムが貼り付けられています。
あいにくこの時ガムを携帯していなかったので、私たちは貼れませんでした、、、

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シアトルもう1つのシンボル「スペースニードル!!」
タワーのエレベーターに続く廊下には、スペースニードル完成までの風景が収められたパネルが展示されていました。
また、エレベーターの添乗員も気さくな方で数十秒の間ではありますが、搭乗者からシアトルについての質疑応答していました。

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タコスとクルァ~ムチャウダー(フォレスト・ケイスン風)!!
パイク・プレイス・マーケットではこんな物を食べました。
とても美味しく食べれたのですが、超量が多い!!
(´-`).。oO(シアトル滞在中ずっと量の多さには悩まされました笑

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これはカニを筆頭に様々な海鮮類をテーブルにぶち撒け、
木槌とペンチの様な物で砕いて食べるという、非常にワイルドなお店です。
店内の装飾も雰囲気があり、カントリー好きの私の五感を刺激しまくりな空間でした。
出される量を警戒して最小のコースにしたらカニが入っておらず、砕くことは出来なかったので、いつかリベンジをしたいです。

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最後は航空博物館!!
駐車場に面する入り口の前にドドーン!!っと、カナダの旅客機が展示されていました。
めっちゃかっこいい!!
この時点で、フライトシューティングゲームの開発に携わった我々はテンション爆上げ↑↑

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入場後最初に目に入ってくるのは、この光景です。
大・迫・力!!
中央に配置されるブラックバードを筆頭に、ファントムなどのゲームに登場した機体が展示されており、ボルテージがドンドン上がっていきます!!
コックピットに搭乗できる展示もあり、搭乗したS.Iさんも大変ご満悦です。
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第一次、第二次世界大戦で使用された、機体の展示室はダークグレーを基調にした、重工のある展示となっていました。

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少し奥に進むと、第一次世界大戦以前の展示だと思われる、木製の格納庫兼司令室の様な展示会場がありました。
ここには当時の旅客機で使用されてたであろう、機内食のメニュー表や、衣装、会議室、司令室等の展示が行われていました。
木製の内装という事もあり、木の軋む音や、温かみのある足音が響く中、当時の雰囲気を演出する、飛行機の製造音がBGMとして流れていました。

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スペースシャトル!!
航空博物館では、飛行機の発祥から現代、そして宇宙開発に関する展示も行われています。
お土産屋さんには宇宙食も売ってました!!

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そして、最深部は大きな大きな展示場があり、
大型旅客機が3機すっぽり納まり余る広い展示場が姿を現します。
コンコルド、ボーイング747プロトタイプ、トムキャットなど様々な大型機体が展示されていて、ただただ壮観でした、、、


今回、初めてPAX Westというイベントに参加して、一番印象に残ったことは「とにかく熱い!!」
初日が平日だったという事もあってか、来場者は東京ゲームショーのように10代から20代の来場者が多いイベントとは違い、20代から40代の高めの年齢層でした。
2日目が土曜日でそちらでも同様の観察を行うと、多少子連れの家族の来場者が増えたものの、やはり年齢層が高めであるという事は変わらない様です。
会場では常に歓声、どよめき、悲鳴(いい意味)が絶えず発生していました。
また、試遊コーナーでは順番待ちしている他のユーザーと談笑しながら待機。
僕自身、初めて遊ぶゲームでの待機時には、経験者プレイヤーが詳しくゲームについて説明してくれて、「ピンチになったら助けるから!!」っというイケメンっぷり。
(´-`).。oO(まぁ、説明の半分もわからない状態だったんですけどね、、、

今回初めて、海外に行き少し視野が広がったように感じます。
今後もGDCやGamescom,E3などのイベントにも参加し沢山勉強したいと思います。
(´-`).。oO(PAXも、もう1回行きたいな、、、

以上が今回の視察レポートでした。