レポート

2018.10.05 TOKYO GAME SHOW 2018

皆さん、こんにちは。
アクセスゲームズ、プログラマのT.Hです。
今回は、東京ゲームショウ2018(以下TGS)のレポートをお送りします!
TGSとは、コンピュータエンターテインメント協会が主催し、幕張メッセに関連企業が集まり最新のゲームを展示する、国内最大級のゲームイベントです。

今年のTGSは9/20(木)~9/23(日)の4日間にかけて行われ、来場者数は歴代最多の29万8690人、出展数は国内外含めて過去最大規模の668企業となったそうです。
去年の来場者数は25万4311人、出展数は609社でしたので、去年と比較すると大きく上回ったことになります。
去年は一時的に来場者数、出展者数ともに落ち込みましたが、今年は平成最後のTGSということで、これまでにない盛り上がりを見せることができたのではないでしょうか!

私は21日のビジネスデイ、22日のパブリックデイの2日間参加してきました。
まずはビジネスデイの模様をお届けしたいと思います!

今回も数々の最新タイトルがプレイアブル出展されておりましたが、その中で個人的に絶対試遊したいタイトルがあったため、前日は業務が終わった後前乗りしちゃいました!
当日は受付開始の朝8時には会場に着いてたくらいの張り切りぶりです 笑
まだ来場者もそんなに多くなく、私が受付の入り口に着くとほぼ同時に受付が開始されました。20181005_01.jpg
↑受付開始前の入り口付近の様子です。
恐らく私と同じく、何としても試遊したいタイトルがある人達なのではないでしょうか?

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↑今年のTGSのポスターです。「新たなステージ、開幕」に込められたいろいろな意味を考えてしまいますね。

受付も完了し、前乗りした甲斐もあって待機列のほぼ先頭に行くことができましたが、いかんせん開場の10時まであと2時間...。はやる気持ちを抑えて、ここはゆっくりする時間に。
前乗りと早起きの疲れもここで少し回復です。

■開場
会場15分前くらいに、当日大阪から来たメンバーも到着。
この時間になると流石に入場待ちも長蛇の列となっていましたので、屋外まで伸びていました。
私は列の先頭で後ろに並びに行くメンバーを見送りました。
当日は雨だったので、屋外は寒そうでした。
少し優越感。
といっている間に10時になり、ついにTGSビジネスデイ2日目の開幕です!
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↑入場の際に見た、人がほとんどいない会場の様子です。
この光景は、このタイミングでしか見れないのではないでしょうか。

会場は例年通り各企業やタイトルのブースがところ狭しと並び、見たいゲームは数々ありましたが、目当てのタイトルを試遊するため、他には目もくれず某企業のブースへと急いで徒歩で向かいます!

■会場の模様
目的のタイトルを試遊し満足した私は、やっと落ち着いて会場の全体の様子を見て回ることに。
発売前のタイトルを一足先にプレイ出来るという気持ちからか、皆多少の待ち時間なんて気にしないといった様子です。
多くのブースで1時間以上待ちの行列が出来ていて感心しましたが、TGSの本気はこんなものじゃないという事を、私は明日知ることになります...。

数年ぶりのナンバリングタイトルの続編や、今後続々と発売される期待の新作など、楽しみで堪らないタイトルがずらり!
様々な趣向を凝らした各社のブースも、TGSの見所の一つです!
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近年ではもはや当たり前になってきたVRブースのコーナーですが、PCや家庭用ゲーム機で遊ぶVRももちろん楽しいですが、専用筐体、オリジナル筐体でプレイできるのはTGSならでは!という感じがしますね!
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↑体感型VRのブースの様子です。バイク型、車型、などさまざまなものがあります!

インディーゲームコーナーも多くのブースが出展されており、プレイアブルなものも多く、人だかりが出来ていました。
国内だけでなく、海外の開発者からの出展も多く見られ、TGSが世界的なイベントなんだということがわかりますね。
ゲーム内容も個性的なものが多く、PC以外でも配信されるタイトルも増えているため、いちユーザーとしても注目しています!
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↑インディーゲームコーナーの様子です。一つ一つのブースは小さめですが、出展者からの熱気はものすごいものがありました!

■e-sports!
この様に数々のブースがひしめき合うTGSですが、その中でも、今年のTGSで今まで以上に大きく取り上げられているように感じたのが、e-Sports関連ブースです!
e-Sportsという言葉を耳にしたことはあっても、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか?
正確にはエレクトロニック・スポーツ(electronic sports)といい、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ・競技として捉える際の呼び方になります。
競技人口は1億3000万人、視聴人口をあわせると何と3億8000万人にもなり、今後もますます盛り上がっていくと思われます!
プレイするのはもちろん、国内外でプロツアーが行われているゲームもすでに複数あり、多くは無料の配信でプロの試合を観戦することができるので、私もよく視聴しています!

以前にもTGSではそういったブースは見られましたが、今年はe-Sportsをフィーチャーしたブースがメイン会場に配置されたり、会場で見ている人達の盛り上がりも例年よりも大きく感じ、e-Sportsへの注目もますます高まってきている様に感じました。
また、野球ゲーム等はメーカーと日本野球機構が連携し、プロ野球12球団の代表プレイヤーがゲームで対戦するe-sportsのプロリーグが発足され、これまでにない盛り上がりを見せてくれるのではないでしょうか!
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↑e-sportsの会場の様子です。ステージはパブリックデイのみの開催でしたが、ステージが始まると多くの人で埋め尽くされ、すごい盛り上がりを見せていました!

ビデオゲームがe-sportsとして扱われることにいろいろな思いをもつ人たちがいますが、私個人としては、e-sportsとしてゲームが世間に浸透していき、多くの人がゲームに触れるきっかけになることで、ゲーム業界のさらなる発展に繋がるのではないかと思っています!

■パブリックデイの模様
ここからはパブリックデイの模様をお届けします。
ビジネスデイは業界関係者や専門学校の学生などが入場でき、パブリックデイは一般の方も入場できます。
試遊や展示はもちろんのこと、ステージやイベントの多くはパブリックデイに開催されるため、TGSをより楽しむことができます!
そして一番の違いはやはり来場者の数でしょうか。
3倍以上の来場数という事を考えてもらうと、パブリックデイの盛り上がりが想像しやすいと思います。
各ブースにはビジネスデイ以上の長蛇の列ができ、タイトルによっては開場後早々に整理券の配布が終了するなど、ビジネスデイとは比べ物にならないくらいの熾烈な争いが繰り広げられていました!
午前中で整理券の配布がすでに終了しているブースも...

各ブースに用意されたメインステージでは、毎時間多くのイベントやショーが行われ、注目の高いタイトルの時は、通路が塞がれてしまうほどの人が集まっていました。
これもいち早く最新情報やここだけの情報を手に入れようとする、ユーザーの皆さん熱意の表れでしょうか。
こういったユーザーの皆さんの注目度や盛り上がりというものは、ビジネスデイでは見ることのできない光景なので、我々にとってはとても参考になる、パブリックデイの魅力の一つですね!
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↑パブリックデイの会場の模様です。上のビジネスデイの画像と比較すると一目瞭然ですが、人の密度が違います...

これだけの人が全てゲームを目的に集まっているということを考えると、ゲーム人気のすごさを実感できますね!
試遊するのには覚悟を決める必要がありますが、ステージやイベントを楽しむなら、パブリックデイは非常におすすめです!

■まとめ
今年のTGSのレポートは以上になります!
私は去年もビジネスデイに参加したのですが、やはり会場に行って他タイトルから刺激を受けたり、自身が携わっているタイトルが出展されているのを見るのは開発のモチベーションにもつながりますね!
また、各タイトルのブースを見ることでその注目度や人気を伺えたり、今まで知らなかった新たなタイトルとの出会いなど、会場にいるだけで楽しくなります。

VRやARなども出展されるようになってからしばらく経ち、開発者側もこなれてきたのか、バイクなどの乗り物に乗るような体感型、既存タイトルをVRに最適化してコンソールでプレイするタイトル、はたまたブランコやロボットのコックピットに乗り込んでプレイするものまで、多種多様なタイトルが出てきています。

世間ではゲームがe-Sportsとして認知され、オリンピック競技にも、なんて話も出てきています。
このままe-Sportsが盛り上がっていくことで、プロゲーマーを目指す子供たちが増え、ゲームをしすぎて親から怒られていた私たちの時代から変わっていくのか...なんてことも考えたりもします。

アクセスゲームズとしてもゲームショウだけにとどまらず、常に業界の動向をチェックし、この先ユーザーに求められるのはどういうものなのか、その中でアクセスゲームズらしさをどのようにゲームで表現するかといったことを考え、業界の進化の速度に負けないよう、日々精進していく所存です!

それでは、今回のレポートはこのあたりで終了となります。
次回のレポートもご期待ください!